DXライブラリを使用する上での説明「WindowsアプリとAndroidアプリでは使用する文字コードが異なることについて」で、
Visual StudioにおいてWindows用のアプリでUTF-8を使用するための手順②で文字列の「""」の前に「u8」をつけることで文字列をUTF-8にできると説明されていますが、
このソースコードをAndroidアプリのプロジェクトを生成した直後の初期設定のまま使用しようとするとコンパイラが古いC++の仕様(C++03)に沿ってコンパイルしてしまうため、「u8」が使用できません。
また、初期設定では後のC++の仕様では使える構文やライブラリなどが使えないなどの問題もあります。
NativeActivityのプロパティから、「C/C++」→「言語」の中にある「C++言語標準」の設定を「C++11」以降にすれば文字列の「""」の前に付ける「u8」を使用することができます。(C++17にすれば文字の「''」の前に付ける「u8」も使える)
「C++言語標準」の設定を「C++17」に設定しても、メリットが多く(使用できるライブラリが増えるなど)特にデメリットはなかったかと思います。
以上のことから、「DXライブラリの使い方」の「DXライブラリを使用するための設定」に、「C++言語標準」の設定を変更する項目を追加したほうがよいかと思われます。
