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Live2DをDXライブラリで利用できるようにした時の、Live2D側から適用されるライセンスについて
名前:かめのこにょこにょこ 日時: 2020/09/08 15:22

ご無沙汰しております。かめのこにょこにょこです。 現在 DXライブラリ HTML5版でも、Live2D Cubism を利用できるように、技術的な点とライセンスの点で調査を進めております。 質問は、DXライブラリで Live2D Cubism の機能を利用できるようにした際の、管理者様が Live2D と結んだライセンスを可能な範囲で教えていただきたいということです。 機密守秘義務もありますので、詳細にとはいきませんが、足掛かりになる程度の情報がいただけたら幸いです。 以下にこちら側の調査内容を簡単に説明しています。ご参考までに。 - - - - - 技術的な点: Live2D Cubism Core for Web の内部で、Emscripten の asm.js を出力する機能を使って、Live2D Cubism の関数がエクスポートされていることが 確認できました。 そのため、DXライブラリ側とLive2D Cubism側のメモリ空間が分断されている点を克服できれば、技術的に可能かもしれないというところまで判明しています。 ライセンスの点: ライセンスパターンの調査まで進んでいます。 DXライブラリ HTML5版では、単純な製品利用となるのか、拡張性アプリケーションの出版契約が必要なのか、出版許諾契約が必要なのかを明らかにしていく必要があります。
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Re: Live2DをDXライブラリで利用できるようにした時の、Live2D側から適用されるライセンスについて ( No.1 )
名前:管理人 日時:2020/09/10 02:50

> 質問は、DXライブラリで Live2D Cubism の機能を利用できるようにした際の、管理者様が Live2D と結んだライセンスを可能な範囲で教えていただきたいということです。 > 機密守秘義務もありますので、詳細にとはいきませんが、足掛かりになる程度の情報がいただけたら幸いです。 私は特に Live2D社とは( 下記ページの『使用許諾契約に同意する』のチェックボックスにチェックを入れる以上の )契約は結んでいません < Cubism SDK for Native ダウンロード > https://www.live2d.com/download/cubism-sdk/download-native/ DXライブラリが配布している zipファイルには Live2D Cubism の lib や dll は含まれていません DXライブラリに含まれているのは Live2D Cubism の dll を使用するサンプルを改造してDXライブラリで Live2D の機能を使用できるようにしたコードとなっています そして、リンク先には二つの使用許諾契約書がありますが Live2D Proprietary Software 使用許諾契約書 こちらは Live2D Cubism の lib や dll ( 公開されていないコード )に関する使用許諾契約書となっています Live2D Open Software 使用許諾契約書 こちらは Live2D Cubism のサンプルなどコードが公開されている内容にに関する使用許諾契約書となっています DXライブラリに Live2D Cubism の libファイルを含めることができればDXライブラリを使われる方が簡単に Live2D の 機能を使用できるので、Live2D社 に Live2D Cubism の libファイルの再配布が可能かを問い合わせた所、再配布は不可との ご返答をいただきました( 使用許諾にその旨が書かれていました ) ゲームアプリなど、エンドユーザー向けのアプリに Live2D Cubism dll を同梱したり、Live2D Cubism lib を使用した 実行ファイルを配布することは可能なのですが、DXライブラリのような、使用者がエンドユーザーではないライブラリなどに dll や lib を同梱することは禁止、とのことでした その際のご返答メールの該当箇所は以下の通りです ( 文中の Core というのがコードが公開されていない dll や lib の事を指しています ) ============================================================== いつもLive2Dをご愛顧くださり誠にありがとうございます。 再配布はエンドユーザに対してのみ許可されるため、 ライブラリのようなエンドユーザに対してではない配布を行うことは禁止とさせていただいております。 Coreを除いたライブラリとして配布して、別途開発者がCoreをダウンロードして使う形で提供いただけるようにお願いいたします。 詳しくは、Live2D Proprietary Software 使用許諾契約書をご確認くださいませ。 https://www.live2d.com/eula/live2d-proprietary-software-license-agreement_jp.html ============================================================== 対して、Live2D Cubism のサンプルコード等に適用される使用許諾契約はもっと緩く、こちらは再配布も可能だったので、 DXライブラリは Live2D Cubism dll を使用する処理のみ記述して、実行には別途ユーザーの方が Live2D Cubism Native SDK を ダウンロードして自ら Live2D Cubism dll を取得しないと使えない形となりました Live2D Cubism Core for Web も同様の使用許諾契約となっているようですので、DXライブラリ HTML5版で Live2D Cusibm を 使用できるようにする場合も、ユーザーは各々 Live2D Cubism Core for Web をダウンロードする必要がある形での実装になるかと思います > DXライブラリ HTML5版では、単純な製品利用となるのか、拡張性アプリケーションの出版契約が必要なのか、出版許諾契約が必要なのかを明らかにしていく必要があります。 拡張性アプリケーションのパターンですかね…? 前述の通りDXライブラリとして特に Live2D社と( 『使用許諾契約に同意する』のチェックボックスにチェックを入れる以上の )契約は 結んでいませんので、正式に交渉して契約を結べば同梱する形での配布も可能かもしれません
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Re: Live2DをDXライブラリで利用できるようにした時の、Live2D側から適用されるライセンスについて ( No.2 )
名前:かめのこにょこにょこ (解決) 日時:2020/09/12 01:41

情報ありがとうございます。 > 私は特に Live2D社とは( 下記ページの『使用許諾契約に同意する』のチェックボックスにチェックを入れる以上の )契約は結んでいません > DXライブラリに Live2D Cubism の libファイルを含めることができればDXライブラリを使われる方が簡単に Live2D の > 機能を使用できるので、Live2D社 に Live2D Cubism の libファイルの再配布が可能かを問い合わせた所、再配布は不可との > ご返答をいただきました( 使用許諾にその旨が書かれていました ) なるほど参考になります。 DXライブラリ HTML5版でも、.lib 相当のファイルは各自ダウンロードという形をとるようにしてみます。 > Live2D Cubism Core for Web も同様の使用許諾契約となっているようですので、DXライブラリ HTML5版で Live2D Cusibm を > 使用できるようにする場合も、ユーザーは各々 Live2D Cubism Core for Web をダウンロードする必要がある形での実装になるかと思います 実際に使っているのは、Unity用にに同梱されている、WebGL向けネイティブライブラリ (.bcファイル) と、 Native向けの Core SDK の Cヘッダファイルです。 とはいえ両方のライブラリをダウンロードするのは面倒なので、Live2D 側に emscripten 用のネイティブライブラリを 用意してもらえないか、掛け合ってみます。
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Re: Live2DをDXライブラリで利用できるようにした時の、Live2D側から適用されるライセンスについて ( No.3 )
名前:kanamaru 日時:2020/09/14 15:38

ふと思ったんですけど、HTML5版でLive2Dを使えるようにしたら、 WebAssemblyStudioだとどんな扱いになるんでしょう? ダウンロードできてしまうので、再配布に該当してしまうのではないか心配です。
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Re: Live2DをDXライブラリで利用できるようにした時の、Live2D側から適用されるライセンスについて ( No.4 )
名前:かめのこにょこにょこ 日時:2020/09/15 01:24

WebAssemblyStudioでもDXライブラリのLive2Dの機能を使えるようにするつもりはまだないところではありますが... Live2Dの機能を使えるように組み込むとして、 WebAssemblyStudioでは、DXライブラリ本体を DxLib.wasm (Windowsでいう.dll) にビルドしてあるので、 これに組み込むのはまずそうかなとは考えています。 ただ、一度サーバ側でビルドする手順を挟んでいるので、(2) サーバ側でスタティックライブラリとしてリンクするのが グレーゾーンそうかなと思うところです。 一番ライセンス的に危なくなさそうなのが、Core SDK For Web(JavaScript)を実行時に使うくらいかと。
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