iOSアプリ開発の基礎的な情報や注意点など |
ここでは iOSアプリ開発に関するの基礎的な情報や注意点などを載せます。 1.iOSアプリで使用するファイルの追加方法 2.iOSアプリで使用する文字コードは『UTF-8』であることについて 3.iOSアプリのセーブファイルを保存するフォルダーパスについて 4.定義済みマクロ __APPLE__ を使った Windowsアプリとのプログラムファイルの共有について 1.iOSアプリで使用するファイルの追加方法 Windowsソフトではソフトで使用する画像ファイルやサウンドファイルは実行ファイルと同じフォルダや、 実行ファイルと同じフォルダに置いたフォルダの中に配置したりしますが、iOSアプリはビルドすると 拡張子 app のファイルにアプリの実行に必要なファイルが全部入る仕組みになっているため、 Windowsソフトと異なり iOSアプリはアプリ内で使用するファイルを iOSアプリのプロジェクトに 追加する必要があります。 ① Xcode のプロジェクトを開いた状態で、メニューから『File』→『Add Files to "(プロジェクト名)"...』をクリックします。 ② すると追加したいファイルを選択するためのダイアログが表示されますので、追加したいファイルを選択してから『Add』ボタンを押します。 以上です、プロジェクトに追加したファイルは iOSアプリの appファイルに含まれることになり、iOSアプリのプログラム内で LoadGraph や LoadSoundMem などの関数を使用して読み込めるファイルとなります。 尚、Windowsソフトと異なりファイル名の英語の大文字・小文字が区別されますのでファイル名の指定の際は気をつけてください。 2.iOSアプリで使用する文字コードは『UTF-8』であることについて この項は主に普段 Windowsアプリを開発している方に向けたものとなります。 Windows で普段何気なく使用している txt, cpp, h などのテキストファイルは特に指定をせずに保存すると 文字コード『シフトJIS』形式で保存されますが、Mac の OSX や iOSアプリでは『シフトJIS』形式ではなく 文字コード『UTF-8』形式が使用されているので、全角文字を含む文字列を 1文字づつ処理するような場合は注意が必要です。 というのも、『シフトJIS』では半角文字は 1バイト、全角文字は 2バイトなのに対し、『UTF-8』では半角文字は同じく 1バイトですが、全角文字は概ね 3バイトと、全角文字のバイト数が異なる他、「全角文字なのか、半角文字なのか」の 判別方法も異なるからです。 ( 因みに 1文字のバイト数については、DXライブラリの 1文字のバイト数を取得するための関数『GetCharBytes』を 使用すると便利です ) この他、主に Windowsアプリを iOSアプリに移植する際に文字コード関連で必要な作業や、文字コードの詳しい解説を こちらに纏めましたので、よろしければご覧ください。 『WindowsアプリとiOSアプリでは使用する文字コードが異なることについて』 3.iOSアプリのセーブファイルを保存するフォルダーパスについて iOSアプリで RPG のセーブデータや STG のスコアデータを保存したりするフォルダのパスを取得するには iOS専用の関数『GetLibraryPreferencesDirPath』を使用します。
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