DXライブラリの Live2D 関係の関数を使うための準備( Android編 )


 DXライブラリAndroid版の Live2D 関係の関数を使うには以下の準備を行う必要があります。

1.Cubism 4 SDK for Native をダウンロードする

2.Live2D対応 Android版のDXライブラリを使用する

3.プロジェクトの Live2D用の設定を行う



1.Cubism 4 SDK for Native をダウンロードする

 DXライブラリ Android版で Live2D 関係の関数を使うには、Live2D Cubism 4 SDK for Native の中にある
 ライブラリファイル( libLive2DCubismCore.a )が必要なので、以下のダウンロードページから Cubism 4 SDK for Native をダウンロードしてください。

 Live2D Cubism 4 SDK for Native ダウンロードページ

 ( ダウンロードページに記載されている英文の利用規約の日本語版はこちらです
   Live2D Open Software 使用許諾契約書
   Live2D Proprietary Software 使用許諾契約書 )



2.Live2D対応 Android版のDXライブラリをダウンロードする

 更に、通常の DXライブラリ Android版 では Live2D 関係の関数が使用できないので、ダウンロードページ から
 『Live2D対応 Android版』をダウンロードして、その中にあるDXライブラリファイルを使用します。



3.プロジェクトの Live2D用の設定を行う

 最後に Live2D SDK の中のファイルを使用するためのプロジェクトの設定を行います。
 ( 通常のDXライブラリAndroid版が使用できる状態のプロジェクトがある前提での解説なので、通常のプロジェクトの設定については
  『Visual Studio Community 2019 の Androidアプリ開発でのDXライブラリの使い方』を参照してください )

  ①.『ソリューションエクスプローラー』と書かれているリストに表示されている
    『(プロジェクト名).NativeActivity(android-19)』を右クリックして、プルダウンメニューから
    『プロパティ(R)』をクリックして『(プロジェクト名).NativeActivity プロパティページ』を表示します。

  ②. ダイアログの上部にある『プラットフォーム(P):』を『ARM』に変更します。

  ③. 次に左側のリストから『構成プロパティ』→『リンカー』→『全般』を選びます。

  ④. 右側に表示されている『追加のライブラリ ディレクトリ』の項目に Live2D Cubism 4 SDK for Native の中の
    フォルダ Core\lib\android\armeabi-v7a のパスを追加します。
    ( 例えばSDKのパスが D:\Cubism4SDKforNative-beta12-1 の場合は、D:\Cubism4SDKforNative-beta12-1\Core\lib\android\armeabi-v7a となります )

  ⑤. 次にダイアログの上部にある『プラットフォーム(P):』を今度は『x86』に変更して、
    右側に表示されている『追加のライブラリ ディレクトリ』の項目に Live2D Cubism 4 SDK for Native の中の
    フォルダ Core\lib\android\x86 のパスを追加します。
    ( 例えばSDKのパスが D:\Cubism4SDKforNative-beta12-1 の場合は、D:\Cubism4SDKforNative-beta12-1\Core\lib\android\x86 となります )

  ⑥. 次にダイアログの上部にある『プラットフォーム(P):』を今度は『ARM64』に変更して、
    右側に表示されている『追加のライブラリ ディレクトリ』の項目に Live2D Cubism 4 SDK for Native の中の
    フォルダ Core\lib\android\arm64-v8a のパスを追加します。
    ( 例えばSDKのパスが D:\Cubism4SDKforNative-beta12-1 の場合は、D:\Cubism4SDKforNative-beta12-1\Core\lib\android\arm64-v8a となります )

  ⑦. 次にダイアログの上部にある『プラットフォーム(P):』を今度は『すべてのプラットフォーム』に変更し、
    加えてダイアログの左上にある『構成(C):』と書かれている項目を『すべての構成』に変更します。

  ⑧. 次に左側のリストから『構成プロパティ』→『リンカー』→『入力』を選びます。

  ⑨. ダイアログ右側に表示されている『ライブラリの依存ファイル』の項目に『Live2DCubismCore』を追加します。
    ( 他の項目とはセミコロン『;』で区切ります )

 DXライブラリAndroid版の Live2D 関係の関数を使うための準備は以上で完了です。